白ゆりグループの取り組み

【発達性協調運動障害(DCD)の改善法】白ゆりグループの運動療法で輝く未来をサポート!

白ゆりグループ

もしかして、うちの子だけ…? 不器用さの裏にある「発達性協調運動障害(DCD)」かもしれません

「うちの子、どうしてこんなに不器用なんだろう?」
「ボール遊びが苦手みたい…」
「お箸や鉛筆を上手に使えない…」

周りの子と比べて、お子さんの動きにそんな風に感じたことはありませんか?
もしかしたらそれは、単なる「運動神経が悪い」ということではなく、「発達性協調運動障害(DCD)」という特性のサインかもしれません。

発達性協調運動障害(DCD)ってなんだろう?

DCDは、体の色々な部分を滑らかに、タイミングよく動かすこと(これを「協調運動」といいます)が、生まれつき少し苦手な発達障害のひとつです。
頭で「こう動きたい」と思っても、体がイメージ通りについてこなかったり、力の加減が難しかったりします。

例えば、こんな「苦手」が見られることがあります。

  • 全身を使った動き:
    • ボールを投げたり、蹴ったり、キャッチするのが難しい
    • 縄跳びがなかなか飛べない
    • 自転車にうまく乗れない
    • ダンスや体操の動きがぎこちない
    • でんぐり返しやスキップが苦手
  • 手先の細かい動き:
    • お箸やスプーン、フォークを上手に使えず、食べこぼしが多い
    • 鉛筆の持ち方がぎこちなく、字がマスからはみ出したり、筆圧が不安定だったりする
    • ハサミを使うのが苦手
    • ボタンをかけたり、靴ひもを結んだりするのに時間がかかる
    • 折り紙やブロック遊びが苦手

もちろん、これらに当てはまるからといって、必ずしもDCDというわけではありません。
でも、もしお子さんがこれらのことで困っていたり、自信をなくしているように見えたりしたら、少し立ち止まって考えてみる価値はあるかもしれません。

なぜDCDは見過ごされやすいの? 「ただの不器用」じゃない理由

DCDは、ASD(自閉症スペクトラム)やADHD(注意欠如・多動症)といった他の発達障害に比べて、まだあまり広く知られていません。
「運動が苦手なだけ」「練習すればできるようになる」「努力が足りない」…そんな風に周りから思われてしまい、お子さん自身も「自分はダメなんだ」と思い込んでしまうことがあります。

また、以下のような環境が、お子さんの「できた!」という経験を妨げてしまうこともあります。

  • 体を動かす機会が少ない: 公園で遊ぶ時間が減ったり、特に寒い地域では冬場に外で思い切り体を動かせなかったりすると、運動能力を伸ばすチャンスが少なくなってしまいます。
  • 適切なサポートが受けにくい: DCDについて理解し、適切な指導をしてくれる療育施設や専門家が、お住まいの地域に少ない場合があります。
  • 周りの人の理解不足: ご家庭や学校で、「何度言ってもできない」「やる気がない」と誤解され、お子さんが辛い思いをしてしまうことがあります。

大切なのは、「本人の努力不足ではない」ということです。
DCDは、脳の機能的な特性によるものなので、適切なサポートがあれば、少しずつできることが増えていく可能性を秘めているのです。

運動の「苦手」を「できた!」に変える運動療法のチカラ

DCDのお子さんにとって、専門的な視点に基づいた「運動療法」は、とても有効なサポートになります。
特に、「感覚統合」という考え方を取り入れた運動療法は、体からの様々な感覚(触る、見る、揺れる、傾くなど)を脳が上手に整理して、スムーズな動きにつなげる力を育てます。

運動療法には、こんなメリットがあります:

  • ぎこちなかった動きが、少しずつスムーズになる
  • 「できた!」という成功体験を通して、運動への苦手意識が減り、自信がつく
  • 日常生活での着替えや食事、文字書きなどが楽になる
  • 体を動かすことの楽しさを知り、意欲的に活動できるようになる

【大阪市平野区の白ゆりグループがお手伝いできること】

私たち白ゆりグループは、大阪市平野区を拠点に、DCDをはじめとする発達に特性のあるお子さまたちの「できた!」を応援する児童デイサービスです。

白ゆりグループのDCDサポートプログラム:

  • 一人ひとりに合わせた感覚統合プログラム: お子さんの発達段階や興味に合わせて、遊びを通して様々な感覚を刺激し、運動スキルを引き出すお手伝いをします。
    「触る」「見る」「聞く」「揺れる」などの感覚をバランスよく使いながら、無理なくステップアップできるよう、得意な動きからトレーニングを始めます。
  • 音楽やリズムを取り入れた楽しい療育: 音楽に合わせて体を動かしたり、リズム遊びをしたりすることで、楽しみながら自然と体の協調性を高めていきます。
    「やらされる」のではなく、「楽しいからやりたい!」と思えるようなプログラムを大切にしています。
  • 保護者の方との連携を大切に: お子さんの日々の様子や成長について共有し、ご家庭でもできる簡単な運動や関わり方のアドバイスをさせていただきます。
    保護者の方の不安にも寄り添いながら、一緒にお子さんの成長を見守ります。

「うちの子も変われるかな?」 運動療法を体験したご家族の声

実際に白ゆりグループの療育を体験されたお子さんやご家族からは、嬉しいお声をいただいています。

  • A君(7歳)のお母さま: 「キャッチボールが全然できなくて、本人も苦手意識を持っていたのですが、先生が根気強く、遊びの中で教えてくださり、少しずつ投げられるように!
    今では公園で『パパ、キャッチボールしよう!』と誘ってくるようになり、本当に嬉しいです。」
  • Bちゃん(6歳)のお父さま: 「お箸の持ち方が独特で、食事のたびに注意してしまい、親子でストレスでした。
    療育で手先のトレーニングを始めてから、少しずつですが上手に持てるようになり、食事の時間も和やかになりました。」

一人ひとりペースは違いますが、お子さんの可能性を信じて、その子に合った方法でアプローチすれば、きっと成長につながります。

未来へ向かう一歩を、一緒に踏み出しませんか?

白ゆりグループの児童デイサービスでは、DCDのお子さんを対象に、専門スタッフが温かく、そして楽しく運動療法のサポートを提供しています。

  • 対象: 3歳から高校生まで
  • 内容: 経験豊富なスタッフ(理学療法士、作業療法士、保育士など)がお子さん一人ひとりの個性とペースに合わせた個別支援計画を作成し、遊びを中心とした楽しいプログラムを提供します。
  • 見学・体験: 「どんなところかな?」「うちの子に合うかな?」と思われたら、まずはお気軽に見学や体験にお越しください。随時受け付けております。

詳しい情報やお問い合わせは、こちらの 問い合わせフォーム からお気軽にどうぞ。

まとめ:DCDは「できない」のではなく、「やり方を知ればできる」可能性

DCDは、決して珍しいものではありません。
そして、適切なサポートと「できた!」を積み重ねる経験によって、お子さんの困難は大きく和らぎ、自信を持って様々なことにチャレンジできるようになります。

白ゆりグループは、運動を通して、お子さんが自分の体の動かし方を学び、日々の生活をもっと楽しく、もっと豊かに送れるようになるためのお手伝いをしたいと考えています。
「うちの子の不器用さ、もしかしたら…」と感じたら、一人で悩まず、ぜひ私たちにご相談ください。
一緒に、お子さんの輝く未来を応援させていただけませんか?

参考文献:

  • 金子明友:教師のための運動学-運動指導の実践理論-.大修館書店,東京,1996.
  • 廣田修平,菊地はるひ:北海道で取り組まれたリズム体操に関する調査研究.北翔大学生涯スポーツ学部研究紀要,2016.
  • 廣田修平,菊地はるひ:リズム体操開発における構成運動の研究.北翔大学北方圏生涯スポーツ研究センター年報,2017.
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