🥷 目隠しチャンバラで集中力アップ!〜ぽぷらの樹東住吉の療育活動〜

白ゆりグループ

「うちの子、集中力が続かなくて困っているんです…」
そんな声を、保護者の方からよくいただきます。宿題や片づけに取り組むとき、最初はやる気があっても、数分後には気持ちが別の方へ向いてしまう。遊んでいても、少しの刺激で注意がそれてしまう。お子さまの「集中する力」は、家庭でも学校でも大切な力ですが、なかなか育てるのが難しいテーマの一つです。

ぽぷらの樹東住吉では、そんな課題に“楽しく遊びながら”取り組める活動を日々考えています。その一つが、今回ご紹介する「目隠しチャンバラ」です。

この活動では、タオルで目を隠し、相手が立てる音やわずかな気配を耳や体で感じ取り、柔らかいプールスティックで相手を探し当てます。まるで忍者ごっこのようなワクワク感があり、子どもたちも自然と夢中になって挑戦します。

一見すると単なる遊びに見えるかもしれません。ですが、実際には「聴覚や感覚の働きを強める」「注意を一点に集中させる」「予測して行動する」といった、多くの学びと成長の要素が詰まった取り組みなのです。

👂 音を頼りに「感じる力」を育てる

普段の生活では、子どもたちはほとんどの場合「目で見て判断」しています。誰かが近づいてきても、何かを探すときも、まずは視覚情報に頼るのが自然な姿です。ところが、目をタオルで覆ってしまうと、いつも頼りにしている“視覚”が使えません。そこで活躍するのが、耳で聞く力や、空気の動きや振動を肌で感じ取る力です。

最初は「何も見えないのが怖い」と戸惑う子もいますが、耳を澄ますうちに「今の音は右から聞こえたかも!」「近くに足音がした!」と少しずつ自信を持って動けるようになります。普段は気づかないような小さな物音にも敏感になり、まるで探偵や忍者になったかのように真剣に相手を探し出そうとします。

実際の活動中も、
「どこから音がするかな?」
「今のは近づいてきたかも!」
と子どもたちから声があがり、集中して相手の動きを感じ取ろうとする姿が見られました。周りで見守るスタッフも思わず笑顔になるほど、みんな夢中になっていました。

この体験は単なる遊びにとどまりません。聴覚や触覚を研ぎ澄ませることは、学習や日常生活にも役立つ力につながります。例えば、先生の声を集中して聞き取る、友だちの話をしっかり聞こうとする、周囲の小さな変化に気づけるといった“注意を向ける力”を育むことができるのです。

目隠しチャンバラは「楽しい」だけでなく、お子さまにとって大切な感覚の成長を自然に引き出す療育活動でもあります。

🏃‍♂️ 安全に楽しめる工夫

活動の中で一番大切にしているのは「安全に楽しめること」です。目隠しチャンバラというと、一見すると「当たったら痛そう」「ぶつかってしまわないかな」と不安に感じられる保護者の方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ぽぷらの樹東住吉ではいくつもの工夫を取り入れています。

まず武器として使うのは、柔らかいプールスティック。スポンジ素材でできており、力いっぱい振っても痛みがほとんどなく、ケガの心配もぐっと減ります。安全面を第一に考え、スタッフが事前に道具の状態をチェックし、壊れたり角が硬くなったりしていないかを必ず確認してから使っています。

また、活動を行うスペースにも配慮しています。周囲にぶつかりやすい机やイスは片づけ、広い場所を確保したうえで実施します。床も滑りにくい環境を整え、万が一転んでも大きなケガにつながらないように注意を払っています。

さらに、ゲームはスタッフが必ず付き添い、声をかけながら進行します。「前に誰かがいるよ」「ちょっと右に動いてみよう」といった声かけを行い、お子さまが安心して挑戦できるように支援しています。初めて参加するお子さまは緊張しやすいですが、スタッフや友だちのサポートを受けながら少しずつ慣れていき、「怖い」よりも「楽しい」が大きくなる瞬間を大切にしています。

そして、この活動の魅力はシンプルなルールにあります。複雑な指示や難しい説明は必要ありません。「音を聞いて相手を探す」という単純明快なルールだからこそ、年齢や発達段階に関わらず誰でも参加できます。発達に遅れがあるお子さまも、ルールを理解するのに時間がかからず、すぐに「やってみたい!」という気持ちになれるのです。

このように、ぽぷらの樹東住吉では「安全性」と「分かりやすさ」を両立させることで、すべてのお子さまが安心して活動に参加できる環境を整えています。保護者の方にも安心して見守っていただけるよう、今後も工夫を重ねながら活動を続けてまいります。

😄 遊びの中で見える「成長」

実際に参加した子どもたちからは、
「音が聞こえた!」「やった、当たった!」と嬉しそうな声がたくさん聞かれました。遊びの中で“成功体験”を積み重ねることは、お子さまの自己肯定感を育てる大切なきっかけになります。

最初は「本当にできるかな?」「怖いからやりたくない」と戸惑う子もいました。しかしスタッフと一緒に少しずつ挑戦していくうちに、耳を澄ませて音をキャッチできるようになり、回を重ねるごとに「耳で聞いて動く」ことが上手になっていきます。その瞬間の表情はとても誇らしげで、自信に満ちていました。

あるお子さまは、普段は声が小さく控えめなのですが、ゲームに勝てたときには「やったー!」と大きな声で喜びを表現してくれました。周りから「すごい!」「上手にできたね!」と拍手されると、さらに照れくさそうに笑う姿が見られ、スタッフも胸が熱くなりました。こうした「みんなに認められる経験」は、社会性やコミュニケーションの力を伸ばすうえでも大切です。

また、ゲームを続ける中で「次は負けないぞ!」と意欲を高めたり、「音がしたからこっちにいるよ!」と友だちに教えてあげたりする姿も見られました。一人で頑張るだけでなく、仲間と協力しながら楽しむ経験にもつながっていきます。

こうした日々の小さな変化や表情の違いこそが、大きな成長の証です。保護者の方にとっても、「普段は家で見られない姿をここで見せてくれた」と感じていただける貴重な機会になるのではないでしょうか。

遊びながら集中力や感覚を育てることができる「目隠しチャンバラ」。その中で生まれる喜びや達成感が、お子さまの自信や次への挑戦につながっていきます。

🌱 遊び×療育の良い循環

子どもたちにとって「遊び」はただの余暇活動ではありません。遊びの中には、自分で考えて動く力、周囲を感じ取る力、そして人と関わる力など、日常生活に必要な学びがぎゅっと詰まっています。大人から見ると単純に見える遊びでも、子どもにとっては大きな挑戦であり、新しい力を育てる大切な時間なのです。

今回ご紹介した「目隠しチャンバラ」も、その一つ。遊びながら自然に集中力を高めたり、感覚を研ぎ澄ませたりすることができます。視覚を使えない分、耳や体の感覚に意識を向ける必要があり、「聞こうとする」「感じ取ろうとする」姿勢が育まれていきます。こうした経験は、学習場面で先生の声に耳を傾ける力や、友だちの気持ちに気づこうとする力にもつながっていきます。

さらに、ゲームの中で「できた!」と感じる瞬間は、お子さまの自己肯定感を高める貴重な体験です。最初は戸惑ったり、不安そうにしていた子が少しずつ自信を持って挑戦できるようになる――その小さな成功の積み重ねが「次もやってみよう」という前向きな気持ちにつながります。

そして「遊び」と「療育」が良い循環を生み出すもう一つのポイントは、楽しさです。楽しいと感じると脳が活性化し、意欲や集中力が自然と引き出されます。無理に「やらされる」活動ではなく、自ら「やってみたい!」と思える活動だからこそ、学びや成長がスムーズに進むのです。

つまり、遊びは単なる娯楽ではなく、子どもたちの発達を支える大切なツール。療育において大切な「楽しさ」と「学び」を同時に満たすことができるのが、ぽぷらの樹東住吉の活動の特徴です。目隠しチャンバラは、その代表的な取り組みの一つとして、子どもたちの成長を後押ししています。

📞 ご興味のある方へ

運動療育型児童デイぽぷらの樹東住吉では、日々の活動を通じて、お子さまの「できた!」を大切に育んでいます。今回ご紹介した「目隠しチャンバラ」以外にも、運動や音楽を取り入れたさまざまな療育プログラムをご用意しています。

まずはお気軽にご相談や見学にお越しください。お子さまに合った支援方法を一緒に見つけていきましょう。

🌸 見学・体験のご案内

運動療育型児童デイぽぷらの樹東住吉では、今回ご紹介したような楽しい活動を通じて、お子さまの成長をサポートしています。
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