「窓ピカピカ!自分たちの場所を大切にする清掃活動【ぽぷらの樹東住吉】

白ゆりグループ

はじめに

「お部屋が明るく見えるね」――子どもたちからそんな声が聞こえてきた日は、まさに新しい一歩の始まりでした。

まず「場所を快適に保ちたい」「自分たちの“場”を整えたい」という想いがありました。児童デイサービスに通うお子さまも、ご家族さまも、安心して過ごせる環境が整っていることはとても大切です。そこに少し「清掃」という活動を通じて、環境整備だけでなく、子どもたち自身の“主体性”や“協力”の芽を育みたいという思いが重なりました。

例えば、窓際に手を伸ばして雑巾をかける子どもたち。最初は戸惑いもありましたが、だんだんと「ここ、汚れてる!」「こっちもやろうか!」と声をかけあって動き始める姿が見られました。窓をピカピカにするという単純な作業でも、そこから“自分たちの場を大事にする”という気持ちが育まれます。

この活動を通じて「場を整える力」「仲間と協力する力」「変化を感じる力」が育つことを目指しました。そして実際に、子どもたちの手によって窓がきれいになったとき、表情が明るくなったり、「次、こっちやろう!」という声が出たりしました。

ここからは、活動のポイントとその効果について少し掘り下げます。

活動のポイント 🧼

環境整備の目的

「きれいにする」ことそのものももちろんですが、私たちが大切にしたのは次の3つの視点です。

  • 子どもたちが自ら「ここをきれいにしたい」と気づく観察力を育てる。
  • 汚れている場所をみんなで共有して、協力して作業することでチームワークを養う。
  • 作業後に「自分でできた!」という達成感を感じ、次の活動への意欲につなげる。

窓清掃を選んだ理由

窓は室内と屋外をつなぐ“境界”です。窓が汚れていると、外の光も入りにくくなり、子どもたちの目に映る景色も少し曇ってしまいます。窓をきれいにすることによって、

  • 明るい雰囲気になる → 気分も明るくなる
  • 外の景色が見えるようになる → 視野が開ける感覚
  • 自分たちが使う場所に手をかけたという実感が持てる

というメリットがあります。障がいや発達課題を持つお子さまにとって“見通し”や“環境の変化”は時に大きな支援になることもあります。

活動の流れ

  1. はじめにスタッフが、窓まわりの汚れやホコリを子どもたちと一緒に確認。
  2. グループをつくり、「こっち」と「そっち」に分かれて役割分担。雑巾を二人一組で使ったり、スプレーやバケツを使ったりしました。
  3. 窓枠・ガラス・内側のサッシ部分まで丁寧に。雑巾で拭いた後、「きれいになった!」と確認タイム。
  4. 作業後には、整った窓を見ながら「光がたくさん入ってきたね」「景色がきれいに見えるね」と振り返りました。

効果・変化

この窓清掃を通じて、次のような変化が見られました。

  • より手先を使って雑巾を拭く動作を丁寧にできるようになった。
  • グループのメンバー同士で「ここもう少し!」と声をかけ合う姿が増えた。
  • 作業完了後、「次もやりたい!」という意欲的な発言が出るようになった。
  • ご家庭からも「自宅の窓を触りたがるようになった」といううれしい報告がありました。

親御さま・地域の皆さまへメッセージ

スタッフ一同、「環境を整えることは子どもたち自身が安心して過ごすための第一歩」と考えています。お子さまが「自分の場所」を大切に扱う経験を通じて、小さな成功体験を積み重ねることで、日常生活の中の“次へのステップ”に自然につながっていきます。
もし「掃除」という活動が子どもにとってハードルに感じられる場合でも、私たちは一人ひとりのペースに合わせて声かけ・サポートをしていますのでご安心ください。

見学・相談のご案内😊

運動・音楽特化型児童デイ ぽぷらの樹東住吉では、今回のような環境整備活動も含め、遊びや運動、音楽を通じてお子さまの“できた!”を大切にしています。
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