工作+ゲームで発達をサポート!ぽぷらの樹東住吉で“オバケシューター”を体験🎃

白ゆりグループ

活動を通しての問いかけ

「子どもたちが遊びながら楽しめて、かつ“育ち”にもつながる活動って、どんなものだろう?」
私たち、ぽぷらの樹東住吉のスタッフは、毎日の療育の中でこの問いと向き合い続けています。特に運動療育をベースにしている私たちの施設では、ただ“遊ぶ”だけではなく、子どもたちの手先の巧緻性身体全体の動き集中力や思考力など、発達に応じた多面的な力を育てることを意識しています。

例えば今回のように、「飛ばす」「狙う」「作る」という要素が組み合わさった活動は、子どもたちにとってただの“楽しい遊び”に見えますが、その中には

  • 「どうやったらうまく飛ばせるかな?」と考える問題解決力
  • 的を狙うために体の動きを調整する空間認知力や身体感覚
  • トイレットペーパーの芯に飾りをつけたり、はねをつける創造力と手先の巧みさ
    といった多くの力が自然と発揮される仕掛けがあるのです。

また、「うまくいかない」→「じゃあどうしよう?」→「できた!」という小さなチャレンジと成功体験の積み重ねは、子どもたちの自己肯定感やる気を育てる大切なきっかけにもなります。

療育とは、子どもたちの未来の可能性を育てる土台づくり。
だからこそ私たちは、「楽しい」を入り口に、ひとつひとつの活動に意味と工夫を込めながら取り組んでいます。

活動内容のご紹介 🎃

今回のテーマは、ハロウィンにちなんだ楽しい工作あそび「オバケシューター」
子どもたちの創造力と身体感覚を育てるために、“作って・遊べる”アクティビティを企画しました。

まずは準備から。
主役となるのは、トイレットペーパーの芯。これが“飛ばす弾”のベースになります。
芯には、黒や紫などの画用紙を使って、こうもりの羽やおばけの顔を自由にデザインして貼り付けました。「どんな顔にしようかな?」「羽は大きい方がかっこいい!」と、子どもたちは思い思いのデザインに取り組み、ひとつとして同じもののない“マイ・シューター”が完成していきます。

羽がついた芯は、まるで夜空を飛び回るこうもりや、ふわっと浮かぶおばけのような見た目に大変身✨
その後は輪ゴムの力を使って芯を飛ばす射的ゲームにチャレンジ!
的となるのは、スタッフが用意した紙コップ。可愛らしいおばけやジャック・オー・ランタンのイラストが描かれていて、子どもたちは「これに当てたい!」「一番遠くのやつにチャレンジしてみる!」と意欲満々。

「この角度やったら飛ぶかな?」「ちょっと斜めにしてみよう」など、飛ばし方を自分なりに工夫しながら、何度もチャレンジする姿が見られました。
中には、「こうやって羽を広げたら真っ直ぐ飛んだ!」「輪ゴムを少し強めに引いた方が遠くまで飛ぶ!」と、自ら試行錯誤して結果を楽しむ様子もあり、遊びの中で自然と“考える力”が育まれていることを実感しました。

また、紙コップに見事命中したときには、「やったー!当たった!」「見て見て!入ったよ!」と、大きな歓声と笑顔があふれました。周りのお友だちも拍手を送ったり、「次はぼくの番!」と前のめりになって取り組んだり、活動全体がとても活気に満ちていました。

こうして、「作る楽しさ」「遊ぶ面白さ」「成功する喜び」がギュッと詰まった“オバケシューター”の活動は、大成功に終わりました🎯

なぜこの活動を選んだか

今回の“オバケシューター”という工作・遊びの活動を選んだ理由は、シンプルに見えて奥深い、「手先を使う創作活動」と「身体を使う運動遊び」が一体となった、非常にバランスの良い内容だからです。

まず、工作部分では「手指の巧緻性」や「想像力」を育てることができます。
トイレットペーパーの芯に画用紙でこうもりの羽をつけたり、表情を描いたりする過程では、指先を細かく動かし、のりやはさみを使うことで操作性が高まります。こうした手作業は、日常生活における着替えや食事などの“生活動作”にも繋がる大切なトレーニングにもなっています。

次に、輪ゴムを使った“飛ばす”遊びでは、「力加減の調整」や「空間認知能力」が鍛えられます
輪ゴムを引く強さや角度によって、トイレットペーパーの芯が飛ぶ距離が変わるため、試行錯誤しながら「どうすれば思い通りに飛ばせるか?」を自然に考えるようになります。さらに、的に向かって芯を飛ばす動きの中では、「狙う→動かす→反応する」という一連の流れが生まれ、集中力や反射神経も刺激されます。

また、ゲーム性があることで、「やってみたい!」「もっと上手にやりたい!」という意欲が自然と引き出されるのも、この活動の魅力です。
子どもたちは“遊び”の中にこそ最も素直に自分を表現し、成長していきます。
大人が「練習」として提示するよりも、楽しく・競争心や達成感を感じながら取り組める場面の方が、学びや成長の効果は何倍にもなります。

さらに、“飛ばす”というダイナミックな動きと、“作る”という繊細な作業の両方を一度に体験できることで、「静」と「動」のバランスのとれた時間を過ごすことができます。これは、活動の途中で気持ちの切り替えが苦手なお子さまにとっても、リズムよく取り組みやすくなる重要な工夫のひとつです。

つまり、オバケシューターは「楽しい」の中に、発達支援としての大切な要素がたくさん詰まった、子どもたちの成長を支えるための最適なアプローチのひとつだったのです。

活動を通じて見えた変化

今回の「オバケシューター」を通して、子どもたちに見られた変化は、目に見えるスキルの成長だけでなく、心の変化や社会性の発達にも広がっていました。

集中力アップ
的に向かって飛ばすという明確な目標があることで、自然と“今、自分が何をすべきか”を意識する姿勢が見られました。
あるお子さまは、最初のうちはすぐに飛ばそうとしていましたが、スタッフが「少し落ち着いてから狙ってみよう」と声をかけると、「じゃあ、このへんかな?」と的との距離を測るようになり、自分のタイミングでじっくり狙うようになりました。
活動が進むにつれて、「今ここに集中する」という姿勢が自然と身についてきたのです。

手先の動きの練習
工作では、ハサミを使って羽を切ったり、のりを使って貼り合わせたりする細かな作業がたくさんありました。
中には「うまく切れない…」「のりが手についた…」と少し戸惑うお子さまもいましたが、「ここをこう持つとやりやすいよ」「一緒にゆっくりやってみよう」とスタッフと一緒に進める中で、「もう一枚羽つけたい!」と自分から作業を増やすほど意欲的に。
こうした活動の積み重ねが、日常生活の“自分でできること”にもつながっていきます。

チャレンジ意欲の向上
輪ゴムで飛ばす遊びでは、うまく飛ばなかったときに「もういい」と投げ出しそうになる場面もありましたが、スタッフが「今のはちょっと斜めになってたかもね」「こうすると遠くに飛ぶかも」と声をかけると、「じゃあ、もう一回!」と気持ちを切り替えて再挑戦。
的に入らなくても、「惜しかった!」「あとちょっと!」と前向きな言葉が増えていき、子どもたちの間でも自然と励まし合う声が聞かれました。
“失敗を恐れずチャレンジする”という姿勢が、確実に育っていることを感じました。

達成感と自信
的に命中した瞬間は、子どもたち一人ひとりにとって特別な瞬間でした。
「やった!入った!」「ママに見せたい!」と目を輝かせて伝えてくれる子、完成したこうもりシューターを何度も飛ばして「これ僕の!すごいやろ!」と自慢げに見せてくれる子も。
自分で作ったもので成功したという体験が、「やればできる」「自分にもできた」という確かな自信となり、表情や行動にも明るい変化が見られました。

このように、“オバケシューター”という遊びを通して、子どもたちは様々な角度から心と体を動かし、自分なりの成長を重ねていくことができました。
私たちスタッフも、一人ひとりの“できた”に寄り添いながら、これからも多彩な活動を提供していきたいと思います。

保護者のみなさまへ

今回ご紹介した「オバケシューター」のような、工作と遊びが一体となったプログラムは、ご家庭でも気軽に楽しむことができます
特別な道具は必要ありません。
トイレットペーパーの芯や紙コップ、輪ゴム、画用紙など、どれもおうちにあるような素材ばかり。少しの工夫とアイデアで、子どもたちの“わくわく”と“成長”を引き出す立派な遊びに変わります。

例えば、

  • 「どんな形にする?」「羽はどうつけようか?」といったやりとりで、想像力や言葉のやりとりが生まれます。
  • のりやはさみを使う工程では、手先の巧緻性順序立てて行う力が養われます。
  • 完成したシューターを的に向かって飛ばす遊びでは、空間認知力や集中力、身体のコントロールが自然と育まれます。

また、うまく飛ばなかった時の「どうしたら飛ぶかな?」「もう少し強く引いてみようか?」という試行錯誤のやりとりは、お子さまの“考える力”や“あきらめない気持ち”を育てるとても大切な時間です。

そしてなにより、「自分で作って、自分で遊べた!」という達成感は、お子さまの自己肯定感を大きく育てる宝物のような経験になります。
保護者の方が「すごいね!」「面白いアイデアやね!」と声をかけてくださることで、その喜びは何倍にも膨らみます。

工作や遊びは、ただの“遊び”ではありません。
そこには、お子さまの発達を支えるたくさんの要素がつまっていて、親子で一緒に笑い合えるコミュニケーションの時間にもなります。
ぜひ、気負わずに「楽しむ」気持ちを一番に、自由工作&ゲームタイムをお子さまと一緒に過ごしてみてください。

ぽぷらの樹東住吉では、こうした遊びの中から学べるプログラムを、毎日の療育に丁寧に取り入れています。
ご家庭での関わりにも活かしていただけるようなヒントも、見学や面談の際にお伝えしておりますので、どうぞお気軽にご相談くださいね😊

「作る」「遊ぶ」「狙う」の中に、たくさんの“育ち”がある

ぽぷらの樹東住吉では、子どもたちが楽しみながら自然に学べるような環境づくりを大切にしています。
今回実施した「オバケシューター」は、見た目にも楽しいハロウィンらしいテーマ性を持ちながら、「手を動かして工作する」「的を狙って飛ばす」「成功を味わう」といった複数の要素が合わさった、非常に意味のある活動でした。

  • 自分で考え、自分の手で形にしていく中で育まれる創造力と手先のスキル
  • 的を目指して飛ばす中で鍛えられる集中力・空間認知・力加減の調整
  • 成功や失敗を通じて学ぶチャレンジ精神と自己肯定感

こうしたすべての要素が、遊びの中に自然に組み込まれており、子どもたちは“学び”とは意識せずに、のびのびと取り組みながら、多くのことを吸収していました。

「できた!」「もう一回やりたい!」という声の奥には、「もっと自分を試してみたい」「挑戦するのが楽しい」という前向きな気持ちが詰まっています。
それはまさに、成長の芽が芽吹いている瞬間。私たちはその小さな芽を、見逃さず、そっと支える存在でありたいと思っています。

今後もぽぷらの樹東住吉では、子どもたちの“わくわく”や“やってみたい”という気持ちを大切に、一人ひとりの発達に寄り添ったプログラムを展開してまいります。
保護者の皆さまにも、「安心して預けられる」「子どもが毎回楽しみにしている」と感じていただけるよう、スタッフ一同心を込めて日々の療育に取り組んでおります。

まずはお気軽にご相談ください

【正式名称】運動療育型児童デイぽぷらの樹東住吉では、今回ご紹介したような「遊びの中に学びがある」プログラムを日々実施しています。
制作・運動・音楽・感覚遊びなど、発達段階に合わせた多彩な療育をご用意しております。

お問い合わせ・ご見学はこちら
お電話でのお問い合わせ: 06‑6773‑9583
ウェブからのお問い合わせ: お問い合わせフォームはこちら
お気軽にご連絡ください。スタッフ一同、お待ちしております!😊

Recommend
こちらの記事もどうぞ
記事URLをコピーしました