ぽぷらの樹 東住吉

子どもたちの「できた!」を育むプロレス体験イベント開催!【ぽぷらの樹東住吉】

白ゆりグループ

先日、運動療育型児童デイぽぷらの樹東住吉では、子どもたちにとって忘れられない、特別な一日が訪れました。大阪を拠点に活躍する「大阪プロレス」から、現役レスラーのブラックバッファローさんアルティメットスパイダーJrさんという、プロの選手2名をお迎えし、プロレスの技術や身体の動かし方を楽しく学べる体験型イベントを開催しました。

イベントは、元気な挨拶の練習からスタート。普段から「あいさつ」は子どもたちにとって大切にしている習慣ですが、プロレスラーの大きな声と笑顔に刺激を受け、「おはようございます!」「よろしくお願いします!」と、いつも以上に張り切った声が飛び交いました。

続いて行われたのは、マット運動としての「前転」の練習です。初めて挑戦する子もいれば、少し苦手意識のある子もいましたが、選手の方が優しく手を差し伸べながら、「ゆっくりでいいよ」「できたね!」と声をかけてくださり、一人ひとりが安心してチャレンジできる雰囲気に。見守っていたスタッフも驚くほど、みんな積極的に前転に取り組み、教室には「やった!できた!」という明るい声と拍手が響き渡りました。

さらに盛り上がったのが、レスラーとの“対戦体験”です。実際のプロレス技ではなく、「相撲のような動き」を取り入れた安全な稽古スタイルで、子どもたちは選手の体の大きさや力強さを間近で感じながら、全身を使って勝負に挑みました。最初は戸惑っていた子も、周りの仲間の応援や、選手の明るい声かけに背中を押されて、次々とチャレンジ。「どうやったら勝てるかな?」「重心を低くしてみよう!」と、自然と考えながら体を動かす様子も見られ、遊びの中で運動能力や集中力が高まっていく様子が印象的でした。

イベントの最後には、ブラックバッファローさんアルティメットスパイダーJrさんから、一人ひとりに「よくがんばったね」「また一緒に遊ぼうね」と声をかけていただき、子どもたちは満面の笑みで記念撮影。中には感激のあまり「大きくなったらプロレスラーになる!」と話すお子さんもいて、この体験が将来の夢や目標のきっかけになるかもしれない、そんな感動的な場面もありました。

子どもたちの「できた!」という喜びや、憧れの人との触れ合いを通じた心の成長――この日のできごとは、まさに“学びと体験が一体となった”貴重な時間となりました。

なぜ「プロレス体験」が子どもたちに響くのか? 📣

結論からお伝えすると、それは「体を動かす楽しさ」「挑戦することで得られる自己肯定感」を、子どもたちが自然に感じ取れるからです。この2つの要素は、発達支援・放課後等デイサービスにおいて非常に重要な柱でもあり、今回のイベントはその両方を同時に満たす貴重な機会となりました。

運動を通じた「基礎能力」の習得

まず、あいさつや前転といった基礎的な動作やコミュニケーションは、生活の土台となる力を養うための第一歩です。今回のイベントでは、ただ体を動かすだけでなく、プロレスラーという“憧れの存在”が手本を示すことで、子どもたちの中に「やってみたい」「真似したい」という自然な意欲が生まれていました。

あいさつ練習では、普段よりも背筋が伸び、大きな声を出せたお子さんが多く見られました。これは、子どもたちが“誰に向けて”行動しているのかが明確になっているからです。憧れの存在の前では、自然と集中力や礼儀正しさが引き出されるのです。

前転では、体のバランスをとる感覚や、空間認識能力、筋力の調整といった、運動機能の発達に欠かせない要素が必要になります。普段は前転が苦手で避けていたお子さんも、選手の励ましに後押しされて「一回だけやってみる」と挑戦。その結果、「できた!」と目を輝かせたその瞬間は、スタッフにとっても忘れられない光景となりました。

プロレスラーとの「ふれあい」が生む心理的成長

身体面だけでなく、心の成長にも大きな影響を与えてくれたのが、ブラックバッファローさんアルティメットスパイダーJrさんとの直接的な交流です。

レスラーの方々は、ただ技を見せるだけでなく、子どもたちの目線に合わせて話しかけたり、優しく接したりと、一人ひとりの気持ちに寄り添ってくださいました。こうした関わりの中で、子どもたちは「自分を見てもらえた」「認めてもらえた」という安心感と喜びを得ることができます。

特に印象的だったのは、相撲形式の稽古を行った場面です。自分よりずっと大きな大人と対峙しながらも、「どうやったら勝てるかな?」「どう動けば押せるかな?」と、子どもたちは考え、試行錯誤していました。時にはうまくいかないこともありましたが、そのたびに「やってみた」ことが評価され、選手から「ナイスチャレンジ!」と声をかけられることで、成功体験として心に刻まれていくのです。

具体的な実践例を振り返って

イベントの構成は非常にシンプルでありながら、子どもたちの能力を引き出す工夫に満ちていました。

  • あいさつ練習では、声の大きさやタイミングを意識することで、社会性と自己表現力の向上をサポート。
  • 前転では、「自分の体を思い通りに動かす」ことの難しさと楽しさを体感。
  • 稽古体験では、力加減・相手の動きを読む力・自己コントロールといった複雑な要素を、遊びの中で自然に習得。

こうした活動を通じて、子どもたちは「やってみる」「頑張る」「できた!」という一連のステップを実際に経験し、その中で自信を育んでいったのです。

再結論:体験から生まれる「成長」の力

ぽぷらの樹東住吉で行われた今回のプロレス体験イベントは、単なる楽しい一日ではありませんでした。それは、子どもたちにとって“学びと成長のきっかけ”となる、価値ある時間だったのです。

運動・発達支援の専門的観点から見ても、身体機能・社会性・自己肯定感という三つの軸を同時に育むことができるこうしたイベントは、まさに「特別支援」としての理想的な取り組みと言えます。

次回の開催が今から待ち遠しい――そう思わせてくれる、笑顔と感動に満ちた時間でした。

保護者の皆さまへ:こんな変化が見られています

今回のプロレス体験イベントを通じて、子どもたちに様々な「心と体の変化」が見られただけでなく、保護者の皆さまからもたくさんの嬉しいご感想をいただきました。普段の生活では見せないような姿や、意外な一面を知るきっかけになったという声も多く、私たち支援者にとっても大変励みとなる内容ばかりでした。

「前転が怖くてできなかったのに、やってみたらできた!と嬉しそうに話してくれました」

ある保護者の方からは、これまで運動に苦手意識があり、特にマット運動では「転ぶのが怖い」と言っていたお子さまが、イベントの翌日、「昨日できたんやで!」と誇らしげに話してくれたという報告をいただきました。プロレスラーの方にやさしく背中を支えてもらいながら一歩踏み出したことで、自信につながり、「できなかったことができた」という体験が、そのまま自己肯定感に変わった瞬間でした。

「プロレスラーの方と直接“対戦”したことで、普段教室で見られない集中力が出て驚きました」

また別のご家庭では、普段は活動中に集中が続きにくいお子さまが、レスラーとの模擬稽古の時間になると、相手の動きをじっと見つめ、自分のタイミングを考えて動いていたとのこと。家庭でもその様子を動画で確認し、「あんなに集中できるんだ…」と驚きと感動の声が寄せられました。憧れの存在との真剣なやり取りが、自然と集中力や観察力を引き出すことに繋がったのだと思います。

「イベント後、家でも“またやりたい!”と元気に運動していて、日常の動きにも意欲が出てきたと感じます」

中には、イベントが終わったあとも余韻が残っており、自宅の布団の上で「また相撲やろう!」「前転見てて!」と元気いっぱいに動き回る姿が見られたというエピソードもありました。これまでは身体を動かすことに消極的だったお子さまが、「楽しかった」「もっとやりたい」という前向きな気持ちを持つことで、家庭内の活動もより活発になってきているようです。

このように、イベントでの成功体験や楽しい記憶は、その場限りのものではなく、子どもたちの日常生活や行動の中にも良い影響を与えています。自信を持ち、チャレンジすることの楽しさを知った子どもたちは、次の活動にも自然と意欲的に取り組むようになり、それは保護者の皆さまにとっても大きな安心感・成長の実感につながっているのです。

地域密着型・運動特化型の児童デイサービスだからこそできる、こうした「非日常の中の学び」は、毎日の支援をより豊かにし、子どもたちの可能性を広げてくれる大切な要素です。支援の現場とご家庭がつながり、喜びを共有できる瞬間を、今後も大切にしてまいります。

次回のイベントに向けてのメッセージ

ぽぷらの樹東住吉では、今回のような「体を動かす+楽しい経験」を、今後も定期的に開催していきたいと考えています。日々の療育や支援の中でも、子どもたちの“できた!”という気持ちを大切にしていますが、このような特別イベントは、その積み重ねの先にある「特別な成長の瞬間」を生み出してくれると、私たちは実感しています。

イベントを終えたあとの子どもたちの表情は、どこか誇らしく、自信に満ちあふれていました。そして保護者様からも「帰ってからも話が止まりませんでした」「こんなに楽しそうな表情、久しぶりに見ました」といった、温かいお声を数多く頂戴しました。これは、ただ“楽しいだけ”のイベントではなく、ひとり一人にとって意味のある学びと成長の場だったからこそです。

これからも、ぽぷらの樹東住吉では、「楽しい」だけではなく、「発達に意味のある経験」を提供し続けてまいります。運動が苦手なお子さまも、最初は人前で話すのが恥ずかしいお子さまも、それぞれのペースで無理なく取り組めるよう、支援員一同で丁寧にサポートいたします。

「ちょっと見てみたい」「うちの子も楽しめるかな?」——そんなお気持ちを持たれた方は、ぜひ一度、事業所へ見学にいらしてください。実際の雰囲気や、子どもたちが過ごしている様子をご覧いただければ、きっと安心していただけるはずです。

私たちは、すべてのお子さまに「その子らしい成長」と「心からの笑顔」を届けたいと願っています。プロレス体験のように、心と体を大きく動かす“ちょっと特別な一日”を、ぜひご一緒に体験しませんか?

運動療育型児童デイぽぷらの樹東住吉では、このようなイベントの情報も随時お知らせしています。
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