「やったことない」から「やってみよう!」へ|掃除機がけにチャレンジして育む生きる力
「お菓子を食べていたら、床にこぼしてしまった……」
ご家庭でも、そんな経験はありませんか?
「こぼさないように気をつけてね」と声をかけることはもちろん大切です。でも、どれだけ気をつけていても、うっかりこぼしてしまうことはあります。
そんなときに大切なのは、「失敗しないこと」だけではなく、「失敗したときにどうするか」を知っていることではないでしょうか。
今回は、児童発達支援・放課後等デイサービス「生きる力を育てるデイびるど」であった、そんな小さな出来事から生まれたチャレンジをご紹介します😊
「床に落ちちゃった!」から始まったチャレンジ
この日、おやつの時間にお菓子を食べていると、床にポロポロとこぼれてしまいました。
「落とさないように食べようね」と伝えることもできます。
けれど、今回スタッフが大切にしたのは、その先でした。
「床にこぼれちゃったね。掃除機をかけてみようか?」
そう提案すると、返ってきたのは、
「したことない……」
という言葉。
初めてのことなら、やったことがないのは当然です。
そこで、
「じゃあ、一緒にやってみよう!」
とチャレンジすることにしました。
初めての掃除機がけ。「やってみたら、できた!」
掃除機を手にすると、最初は少し戸惑う様子もありました。
「どうやって持つの?」
「どこを掃除したらいいの?」
初めてなら、分からないことがあって当然です。
スタッフが使い方を伝えながら、一緒に掃除機を動かしていきます。
床に落ちていたお菓子を掃除機で吸っていくと、少しずつ床がきれいになっていきました。
そして、最後には……
「きれいになった!」
自分で掃除したことで、変化を実感することができました✨
単に「床をきれいにした」という出来事ではありません。
そこには、
「知らないことに挑戦してみる」
「失敗したら、その後どうすればいいか考える」
「自分の力で元の状態に戻してみる」
という、日常生活につながる大切な経験が詰まっています。
「こぼさない」だけが正解じゃない
もちろん、お菓子を落とさずに食べることは大切です。
食べ物を大切にすることや、周囲を汚さないように気をつけることも、生活していくうえで必要な力です。
でも、どんなに気をつけていても、生活の中では予想外のことが起こります。
飲み物をこぼしてしまう。
物を落としてしまう。
汚してしまう。
忘れてしまう。
そんなときに、
「どうしよう……」
で終わるのではなく、
「じゃあ、どうしたらいい?」
と考えられることも、とても大切な力です。
例えば、飲み物をこぼしたらタオルで拭く。
ゴミが落ちていたら拾う。
床が汚れたら掃除する。
物を壊してしまったら、大人に伝える。
こうした一つひとつの経験が、将来の生活につながっていきます。
「自分でできた!」が自信につながる
生活スキルの練習では、最初から一人ですべてできる必要はありません。
「やったことがない」というところから始まり、スタッフと一緒にやってみる。
やり方が分かったら、少しずつ自分でできる部分を増やしていく。
そして、
「自分でできた!」
という経験を積み重ねていきます。
日常生活の動作を練習し、身辺自立や日々の活動への意欲につなげる「ADLトレーニング」を支援に取り入れている事業所もあります。
今回の掃除機がけも、特別な教材を使った活動ではありません。
いつものおやつの時間に起きた、ちょっとした「困ったこと」。
そこをチャンスに変えることで、実際の生活の中で役立つ力を育てることができます。
「やってみよう!」を大切にする、びるどの支援
「生きる力を育てるデイびるど」では、日々の活動の中にあるさまざまな経験を、子どもたちの成長につなげていきます。
今回のように、「やったことがない」ということに出会う場面もあります。
そんなときに大切なのは、無理に一人でやらせることではありません。
「一緒にやってみようか」
という安心できる声かけから、一歩を踏み出すこと。
そして、できたことを一緒に喜ぶこと。
その積み重ねが、やがて
「やったことないけど、やってみようかな」
という気持ちにつながっていきます。
これは、掃除機がけだけに限りません。
将来、自分で生活していく中では、初めて経験することがたくさんあります。
だからこそ、子どものころから「分からないけど、やってみる」「困ったらどうすればいいか考える」という経験を積んでおくことが大切なのです。
小さな「できた!」を、未来の「できる!」へ
今回、床にこぼれたお菓子をきっかけに始まった掃除機がけ。
一見すると、とても小さな出来事です。
でも、
「こぼしてしまった」
↓
「どうしよう?」
↓
「掃除機をかけてみよう」
↓
「やったことないけど、やってみた」
↓
「きれいになった!」
という経験には、たくさんの学びがあります。
失敗を責めるのではなく、失敗したあとにどうするかを一緒に考える。
そして、「やってみたらできた」という経験を増やしていく。
私たちは、そんな日々の積み重ねこそが、子どもたちの**「生きる力」**につながっていくと考えています。
「やってみたい」を一緒に見つけませんか?😊
生きる力を育てるデイびるどでは、日常のさまざまな経験を通して、お子さま一人ひとりの「やってみたい」「できた!」という気持ちを大切にしています。
「生活スキルを身につけてほしい」
「自分でできることを少しずつ増やしてほしい」
「初めてのことにも挑戦できるようになってほしい」
そんな思いをお持ちの保護者様も、ぜひお気軽にご相談ください。
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