ストラックアウト!【ぽぷらの樹東住吉】

✨ はじめに
「放課後、子どもがどんな風に過ごしているのか、ちゃんと楽しめているかな?」
「人と関わるのが少し苦手だけど、大丈夫かな?」
そんな風に、お子さまの放課後の様子について気になっている保護者様は多いのではないでしょうか。日々忙しい生活の中で、お子さまの小さな成長や喜びの瞬間を、すべて見届けるのはなかなか難しいものですよね。
特に、運動があまり得意でないお子さまの場合、「無理をしていないか」「嫌がっていないか」「ついていけているのか」など、心配は尽きないことと思います。運動系の活動と聞くだけで、「うちの子に合うかな?」と不安に思われる方もいらっしゃるでしょう。
そんな中、ぽぷらの樹東住吉では、先日「ストラックアウト」というゲーム形式の活動を行いました。これは、番号が書かれた的に向かってボールを投げて、狙い通りに当てていくという、遊びながら運動や集中力を養えるプログラムです。
この活動には、実はたくさんの“育ちのヒント”が詰まっています。たとえば、自分の番をきちんと待つ「順番を守る力」。狙いを定めて投げる「集中力」。そして、的に当てられた時の「できた!」という達成感から得られる自己肯定感や、「やったね!」と声をかける友だちとのやりとりを通じた「コミュニケーション力」。
実際にこの日も、最初は遠慮がちに立っていたお子さまが、的に当たった瞬間、満面の笑みでスタッフに駆け寄る場面がありました。少しずつでも「できた!」「楽しい!」という成功体験を積み重ねていくことで、お子さまの内側にある“チャレンジする力”が、確かに育っていることを感じさせてくれます。
私たちは、こうした日々の活動一つひとつを通じて、お子さまにとって「楽しい放課後」を、そして保護者様にとっては「安心できる時間」をご提供したいと考えています。
この記事では、ストラックアウト活動の詳しい様子や、子どもたちの反応、職員の関わり方などを具体的にご紹介いたします。普段なかなか見えにくい「放課後の時間」を、少しでも感じていただけるきっかけになれば嬉しいです。
ストラックアウトはどんなことにいいの?
◆ 結論
ぽぷらの樹東住吉では、「楽しさ」の中に自然と育ちの要素を取り入れた活動を日々行っています。今回ご紹介する「ストラックアウト」は、子どもたちが夢中になって取り組みながら、集中力や自己肯定感、他者との関わり方を育むことができるプログラムのひとつです。

ただ「ボールを投げて的を狙う」だけに見える活動かもしれませんが、その中には、たくさんの発達支援の視点が込められています。そして何よりも、子どもたちの「やってみたい!」「できたよ!」というキラキラした表情が、活動の価値を物語っています。
こうした取り組みを通じて、お子さまが放課後の時間をのびのびと過ごしている様子をご覧いただくことで、保護者様に少しでも安心していただけたら…それが私たちの願いです。
◆ 理由
1.「狙って当てる」ことで集中力が育まれる
ストラックアウトは、ただ闇雲にボールを投げるのではなく、「どの番号を狙うか」「どこに向かって投げるか」といった目標意識と集中力が求められる活動です。
多くのお子さまが、最初は「当てたいけど難しい…」と戸惑いながらも、徐々に集中して的に向かう姿勢が見られるようになります。数回のチャレンジを重ねるうちに、目標に向かって取り組む力が自然と養われていくのです。
中には、「さっきは8番に当たったから、今度は3番を狙う!」と、戦略的に考える姿勢を見せてくれたお子さまもいました。これは、遊びの中で論理的思考が育まれている証拠でもあります。
2. 成功体験による「できた!」の積み重ねが自己肯定感につながる
的にボールが当たった瞬間、「やったー!」と満面の笑みでスタッフやお友だちに報告する子どもたち。その表情には、「自分にもできた!」という誇らしさと喜びがにじんでいます。
この「成功体験」は、発達において非常に大切な要素です。小さな達成の積み重ねが、やがて「次も頑張ってみよう」「もっと上手になりたい」という前向きな意欲や自己肯定感へとつながっていきます。
また、成功した子どもを周囲が「すごい!」「やったね!」と称賛することで、相互のコミュニケーションや承認欲求の満たされ方にも良い影響を与えています。
3. 順番を守る・応援することで協調性を学ぶ
活動は一人ずつ順番に行う形式で進みます。そのため、自然と「順番を守る」「待つ」「他の子を応援する」といった集団生活のルールや協調性を体験的に学ぶことができます。
初めは「早くやりたい!」とソワソワしていたお子さまも、スタッフの声かけや周囲の子の姿を見ながら、徐々に落ち着いて順番を待てるようになっていきました。
中には、お友だちが的に当てると「すごいね!」と拍手したり、自分がうまくいかなかった時も「次は頑張る!」と気持ちを切り替える姿勢が見られるなど、他者との関わりの中での成長がたくさん見られました。
このように、ストラックアウトは「楽しいレクリエーション」でありながらも、お子さまたちの心と身体の成長にとって多くの学びを含んだ、大切な活動の一つです。
◆ 具体例
● 活動前の準備と説明
活動が始まる前、スタッフがホワイトボードを使って「ストラックアウトとはどんなゲームか」を丁寧に説明しました。的の数字を指しながら、「好きな番号を狙って投げてみようね」と声をかけると、子どもたちは目を輝かせて話に耳を傾けていました。
実際の的は、カラフルな数字が書かれたボードを用意。数字の色分けによって、「赤い的を狙おう!」など、視覚的にも分かりやすい工夫をしています。
スタッフがデモンストレーションを行うと、「わぁ〜!」と歓声が上がり、早くやってみたい気持ちが高まっていくのが伝わってきました。
● 実施中の子どもたちの様子
いよいよ本番です。1人ずつ名前を呼ばれると、「はいっ!」と元気な声で返事をして前に出る子もいれば、少し緊張してスタッフの手を借りながら前に進む子もいました。
最初は遠慮がちにボールを握っていたお子さまも、スタッフの「大丈夫!好きな的を狙ってみようね」という声かけに安心した様子で、ゆっくりと構え、力を込めて投げました。的に当たった瞬間、「あっ、当たった!」と本人が驚きながら笑顔になり、見ていたお友だちも「ナイスー!」と拍手👏
あるお子さまは、なかなか的に当たらず悔しそうな表情を見せていましたが、隣にいたスタッフが「あと1回あるよ。一緒にどの的を狙うか決めようか」と優しく声をかけると、「じゃあ、上の赤いところにする!」と自分で選んでチャレンジ。最後の一投で見事に的を射抜き、大きな歓声が上がりました😊
こうしたやりとりの中で、**「考えて挑戦する力」「気持ちをコントロールする力」**も育まれているのを実感します。
● 周囲との関わり・応援の輪
活動が進むにつれ、会場には自然と応援の声が広がっていきました。「頑張れー!」「惜しい!」「次は当たるよ!」といった、温かい声があちこちから聞こえてきます。
特に印象的だったのは、普段あまり自分から発言しないお子さまが、ボールを当てた友だちに向かって「すごいね」と小さく声をかけた場面。その言葉に、当てたお子さまも嬉しそうにうなずいていました。
このような何気ない一言や表情のやりとりの中に、子どもたち同士のつながりや、社会性の芽生えを感じることができます。
● 活動後のふり返りと気づき
活動の最後には、みんなで丸くなって「どこが楽しかった?」「難しかったけどできたことは?」と、ふり返りの時間を持ちました。
「8番に当てられたのが嬉しかった!」「次は赤いところに全部当てたい!」と、嬉しそうに発表する子どもたち。それぞれの発言をスタッフが肯定的に受け止め、次回の目標にもつなげています。
また、活動中の様子は記録し、写真付きで保護者様にも共有させていただく予定です。**「お子さまがどんなことに挑戦し、どんな喜びを感じたのか」**を、保護者の皆さまと一緒に感じていくことも、私たちの大切な支援の一つです。
🟢 CTA
ぽぷらの樹東住吉では、ストラックアウトをはじめ、日々の集団活動や運動療育プログラムを通じてお子様の「できた!」を育んでいます。保護者様に安心して日常の様子を見ていただけるよう、定期的に活動の様子をお伝えしています。
ぽぷらの樹東住吉では、ストラックアウトや運動活動に興味のあるお子様の見学・体験利用をいつでも受け付けております。ぜひお気軽にご見学にお越しください。
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